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勝ち筋はリーチ差にあり!ルカリオのマニューラ対策!!

 

はじめに

みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。
ルカリオのキャラ対策シリーズ、今回は元祖スピードタイプ“マニューラ”の対策をお伝えしていきます。
マニューラはフレーム面の優秀な攻撃に加え、コンボやバーストアタックで相手の共鳴ゲージを減らせることが特徴のポケモンです。
そのためコンボを受けると共鳴による切り返しが難しく、“しんそく”でのハイリスクな切り返しを通し続けなければいけなくなることもしばしば。どこに攻略の糸口があるのか、ここで一緒に勉強していきましょう!

 

オススメの応援とサポート

私がオススメする応援とサポートは、“特殊型イーブイ”です!
特殊型の強みは、何度も書いてきたので割愛します。もし分からない方はこちらの記事を読んでみてくださいね。
イーブイを選択した理由は、マニューラの共鳴周りの特徴に由来します。最も共鳴ゲージが溜まりやすいポケモンの1体でありながら、その共鳴時間はなんと13秒!
ルカリオより1.5倍溜まりやすく、その持続時間はルカリオと同じというとても優秀なステータスを持っています。


さらにコンボに共鳴ゲージを減らしてくるものがあることから、同じく共鳴で対抗するのはオススメできません。
よって、共鳴状態による相手の押し付けに対抗しやすくなるイーブイをオススメします!

 

弾強度について理解しよう

フィールドフェイズ(以下FP)で大切なのは、弾強度を理解し読み合いの仕組みを知ることにあります。弾強度とは遠距離攻撃同士がぶつかった時、相殺するか一方的に打ち消すかに関わってくるステータスです。
ルカリオとマニューラの各弾強度を分解すると以下のようになります。

マニューラのシュート < ルカリオのシュート・サイドシュート・フロントシュート < マニューラのジャンプシュート = ルカリオのはどうだん

弾強度は発生速度に依存しませんが、この組み合わせに限りざっくりと弾強度が低いほど発生が速いくらいの認識でかまいません。(正確な情報が知りたい方はフレーム表を確認しましょう)
強い弾ほど相手の弾を打ち消しやすい代わりに、発生が遅いためガードや回避が容易になってきます。
FPは遠距離攻撃の撃ち合いからスタートするものですが、ここで大事な要素としてマニューラの技“こうそくいどう”の存在があります。弾をすり抜ける移動技であり派生で攻撃技を出せるため、安直な弾撃ちは相手に攻撃の隙を与えてしまうんですね。

そこでオススメしたいのが、まず相手に弾撃ちをさせて行動パターンを分析するという方法です。
特に使われやすいのがこちらの移動を妨げる設置攻撃サイドシュート。これを咎めるためにはこちらもサイドシュートで対抗しましょう。これを使うと相手は“こうそくいどう”での反撃を意識し始めるので、弾撃ちをやめてフィールドに出現する共鳴石の回収に回ります。

↑有利状況を作りたい相手の攻撃を予測しよう!

接近戦はホーミング格闘の発生速度の差によりマニューラに分があるので、基本は中・遠距離でフェイズチェンジを狙うことを意識しましょう。時間をたっぷり使いながら、焦らず中・遠距離で戦うことが勝利への近道です!

 

付かず離れずの間合い管理

デュエルフェイズ(以下DP)において間合い管理はとても大切ですが、マニューラ戦は特に大事であることを先に伝えておきます。
マニューラは冒頭で伝えたとおりスピード面には優れていますが、前弱攻撃(前Y,6Y)と、ガードされると確定反撃を受けてしまう伏せ強攻撃(下X,2X)や“はたきおとす”以外、攻撃技のリーチが短いという弱点があります。
そこでオススメしたいのが、ルカリオの伏せ弱攻撃(下Y,2Y)です。発生速度最速。長いリーチ。空振りやブロックで受けられてもガードが間に合う全体フレームの短さ。どれをとっても高水準で、これをブンブンしているだけでもマニューラ側はかなり寄りづらいです。しかし、飛び道具が少ないマニューラはこれをかいくぐって攻めなければいけません。

そこでマニューラが使ってくるのが、構え強攻撃(上X,8X)や“はたきおとす”キャンセルといった下段攻撃を飛び越えて接近する方法です。
しかしこれらはいずれも対空攻撃に弱く、ルカリオの伏せ弱攻撃先端くらいの間合いで使われやすいので、ある程度予測をつけて構え弱攻撃(上Y,8Y)で迎撃しましょう。

↑このくらいの距離から飛び越えての攻撃が多い

幸いルカリオは構え弱攻撃もまた全体フレームが短く、空振りしても後隙に攻撃されるリスクはあまりありません。逆に対空攻撃が当たれば“ボーンラッシュ”を使ったコンボで200以上のダメージを与えることも可能です。
つまり、マニューラはかいくぐるのが難しい地上から寄るのか、リスクを背負って上から寄るのかを選ばなければいけません。

ただし、これらが出来るのはルカリオが体力有利であることが絶対条件です。攻めなければタイムアップ負けしてしまう状況では、伏せ弱攻撃と前強攻撃(前X,6X)を軸にマニューラの範囲外から寄っていくことを意識していきましょう。

 

総評

各種技の性能からルカリオにとってマニューラは、FPではやや不利のため対策する側。DPでは少し有利のため対策される側と言える組み合わせです。そのため初めのうちはFPで攻撃されて共鳴ゲージを溜められ、DPでその共鳴を使ったゴリ押しに負けるというケースが多くなると思います。
その対策のためのイーブイではありますが、場合によってはイーブイを呼べる状態になる前に相手が共鳴を使ってくることも。それに対応するためにもマニューラのもう一つの弱点を抑えておきましょう。

マニューラは遠距離攻撃の少なさとリーチの短さだけでなく、掴み攻撃の威力が低いという弱点があります。そのため体力や対戦または共鳴の残り時間次第では、ガードが最も安定行動となるケースがあります。

通常攻撃の発生と速さと全体フレームの短さから通常ブロック(X+Aボタン)での反撃が難しく、マニューラの各種攻撃の溜めバージョンはブロック貫通性能を持っていることからブロック攻撃による対策はあまりオススメできません。
ガードをしっかりと固め、痺れを切らして掴もうとしてきた相手には通常攻撃を当てる。数字を度外視すればやっていることはジャンケンですが、ダメージのリスクリターンおよび共鳴時間の消費という数字を見ればマニューラ側も簡単にゴリ押しできるわけではないことに気付くでしょう。

↑下がれるなら少し後ろに歩いてから強攻撃(X,5X)も強気の択として使える

たとえガンガン掴まれて負けたとしても、これらを理解したうえで掴まれたのか、何も分からずジャンケンで負けたとだけ考えるかは大きな違いです。何故なら全ての戦いに勝つことはどんなに強いプレイヤーでも不可能だからですね。
だからこそどんな勝利も敗北も、全ては自分とパートナーの成長のために。強い気持ちで修行していきましょう!

 

おわりに

いかがだったでしょうか。
間合い管理の話は文章はもちろん、動画で観ても理解するのは難しく感じる人が多いと思います。
そこでオススメしたいのは、リプレイで自分の攻撃が当たっているシーンを目に焼き付けること。経験則がものをいう間合い管理ですが、対戦回数が多ければいいということではありません。
いつ、どんな時に技が当たるのか。自分の中の勝ちパターンのイメージを繰り返すこと。一朝一夕では出来なくても、そのイメージは必ず自分の武器になっていきます。
それが出来た時、対戦会や大会で「上手い!」と誰かが口にする時が来るでしょう。その時の達成感はあなたの財産となること間違いなしです!
マニューラとの戦いで、ルカリオの優秀なリーチとフレームを体に叩き込んでください!

ABOUT ME
クロスいがらし
ポッ拳プロプレイヤーの1人。パートナーはルカリオ。プレイヤーとしてトップを目指し修行する傍ら、ユーザー大会『カントートーナメント』のスタッフも務める。優勝経験は2対2のチーム戦EVO JAPAN2018と、アメリカで行われたSwitchFest。