初心者向け

トレモを制する者は実戦を制す!トレーニングモードの機能を知ろう!!

 

はじめに

 みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。

 突然ですが、ポッ拳の“トレーニングモード(以下トレモ)”はちゃんと使えていますか? 他の対戦ゲームと比べても非常に有用な機能が揃っているのですが、意外と使いこなせていない人がいるようでした。

 ポッ拳はチュートリアルは充実しているのですが、思えばトレモの使い方についてはゲーム内のどこにも載っていませんでした。どういう時にトレモを使うのか知っても、機能を知らなければ有効に活用できませんよね。

 というわけで、今回はトレモの機能について紹介していきます。今更と高を括らずぜひ目を通してみてください。

 

入力履歴の確認と活用法

 トレモではSELECTボタン(-ボタン)を押すと出てくるフリートレーニングメニューでいろんな設定ができます。デフォルトの設定は以下のとおり。

 “対戦相手設定”“リアクション設定”だけを弄っていたりはしませんか? この中でデフォルトではOFFになっている“入力履歴”をONにしてみましょう。すると自分が入力したボタン操作が画面の下に表示されます。

 メインポケモンの動作くらい知ってるよという方が多いとは思いますが、他のポケモンの動作も全て覚えるのはなかなか難しいですよね。そんな時はこの入力履歴をONにすることで、操作と動作を視覚的に表示させてみましょう。

 また、コンボを落としてしまいがちな方は不要な動作が多くないか確認することをオススメします。最終的には当たればいいのですが、不要な動作が多いのは手に馴染んでいない可能性が高いからです。ぜひ活用してくださいね!

 

各フェイズと立ち位置の調整

 トレモではZLボタンでフィールドフェイズ、ZRボタンでデュエルフェイズへと切り替えることができる。これは結構知っている方も多いと思います。加えて方向キーを入力することで、画面切り替え時の立ち位置を大まかに変更することもできるんです。

 先述した入力履歴をONにし、実際に画面を変更させてみました。遠距離、密着、壁背負い、壁背負わせの4パターンがあるので入力履歴と合わせて確認してみましょう。









 これを使えば壁コンの練習もバッチリですね! それ以外でも壁までの距離に応じた限定コンボの練習や、距離ごとの確定反撃を受けない技の振り方の練習にも応用できます。

 間合い管理は数字化できないため、人から教えてもらうこともなかなか難しい要素の一つです。「フレーム的には確定で反撃できるはずのに、実戦でやったら確定しなかったぞ?」という経験があったらラグや反応の遅れを疑う前に、トレモで確認してみることをオススメします。新しい発見があればもっと強くなれますからね!

 

レコーディング機能について

 次に紹介するのは、ポッ拳DXから追加された“レコーディング機能”です。しかし他の格闘ゲームに馴染みがない人はよく分からない人も多いのではないでしょうか。事実、私はその一人でした。

 しかしポッ拳のトレモにおいて、おそらく最重要ともいえるのがこのレコーディング機能です。“レコーディング相手設定”の項目は適宜変えますが、“コマンド再生設定”はランダム再生が使いやすいと思います。

 具体的な使い方としては、まず相手ポケモンの操作を行いさせたい動きを入力します。

 その後、基本設定の“対戦相手設定”または“リアクション設定”“コマンド再生”を選択しましょう。対戦相手設定はガード、リアクション設定はコマンド再生を選択しておくと相手の行動タイミングを計りやすいのでオススメです。

 実際にやってみるとこんな感じ。対戦相手設定などの項目になかった動きをしてくれるようになります。例えばこの画像のように距離によっては反撃を受ける技を使わせ、どのくらいから反撃可能なのかどうか調べるのに使うといいですね。一部技の派生への対応択を調べるのもいいと思います。ぜひ活用してくださいね!

 

その他機能について

 他にもいくつか機能があるので、簡単に内容と用途について紹介します。

【硬直表示】


 ONにすることで、攻撃やガードなどの動作中にポケモンをシルエットで表示します。技の全体フレームを見る時に有効です。

【硬直中ヒット】


 ONにすることで、相手の動作中に攻撃を当てた際”硬直中ヒット!”の表示が出ます。技の無敵を活かしたり、攻撃範囲外から反撃した際の成功判定に使います。

【ランダムガード】


 ガードモーションは出ていますが、攻撃を当てるとランダムでガードかヒットのどちらかになります。連続ガードにならない攻撃やバーストアタックへ繋げるコンボへのヒット確認の練習に使いましょう。

【クリティカル設定】



 常時にしておくことで、クリティカルヒットにすることができます。つかみ攻撃読みのコンボなどは、これを設定して練習しましょう。

 

おわりに

 いかがだったでしょうか。

 知ってるけど使ってなかったものも意外とあったかもしれませんね。トレモを有効活用できるようになると上達が早くなるので、ぜひここで学んだことを活かしてください。

 知識として調べるもよし。練度が要求されることを繰り返して身につけるもよし。トレモを制する者は実戦を制します。特に負けが込んでいる時などは心をリセットする意味でもトレモを有効活用してみるといいですよ。ぜひトレモの機能をマスターして、練習に取り入れてみてくださいね!

ABOUT ME
クロスいがらし
ポッ拳プロプレイヤーの1人。パートナーはルカリオ。プレイヤーとしてトップを目指し修行する傍ら、ユーザー大会『カントートーナメント』のスタッフも務める。優勝経験は2対2のチーム戦EVO JAPAN2018と、アメリカで行われたSwitchFest。