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設置技をいなせ!ルカリオのジュカイン対策!!

 

はじめに

 みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。

 ルカリオのキャラ対策シリーズ、今回は忍者の如き森の狩人“ジュカイン”の対策をお届けしていきます。

 みなさんはジュカインというとどんなイメージを持ちますか?草ばっかり生やしてくる。“ギガドレイン”の吸収が厄介など、設置とそれに織り交ぜた中距離の攻撃をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

 堅実な攻めから荒らし行動までできるジュカインに対し、ルカリオがどう対応していくのか。要注意技への対策を中心に紹介していきます。一緒に学んでいきましょう!

 

オススメの応援とサポート

 私がオススメしたいのは、お馴染み“特殊型イーブイ”です!

 理由はジュカインの設置技による削りダメージを回復することが出来る他、共鳴状態が強いジュカインに対し使える技を増やせるようにするためです。ジュカインは“ギガドレイン”による共鳴吸収を持つため、共鳴に頼りすぎない戦い方ができるイーブイはかなりオススメです!

 設置技への対策ができるパチリスやエルフーンも有効ですが、ジュカインの設置は非常に素早く展開できることから、一時的な対策になりがちです。設置技に対してはサポートに頼らず攻略していくことをオススメします。

 

距離ごとの主導権を把握する

 フィールドフェイズ(以下FP)で意識したいこととして真っ先にあがるのが、ジュカインのジャンプシュートです。



 一度使われると約3秒後に赤くなり、高い追尾性能の弾が複数飛んできます。これと合わせた溜めホーミング格闘によるガードクラッシュ狙いの攻撃はタイミングによっては回避不可能になってしまうため、まずはこのジャンプシュートを気軽に撃てない距離まで接近していきましょう。幸いジュカインのジャンプシュートは、ジュカインが攻撃を受けるかガードすることで消滅するため攻略自体はそう難しくありません。

 しかし、これに対抗してくるのがジュカインの“タネマシンガンの予備動作”です。ポッ拳はボタンを押す時間でジャンプの高さを調節することはできませんが、なんとジュカインはこの行動で通常のジャンプより小さく隙の少ないジャンプをすることができるんですね!

 FPにおける対ジュカインで非常に有効なサイドシュートも、これで避けながら“タネマシンガン”を撃たれることで反撃を受けてしまいます。ですが、これは焦ってこちらが単調な攻撃を続けてしまった場合に起こりやすく、“タネマシンガン”を連発するようなジュカインならルカリオ側がタイミングをずらしてサイドシュートを撃つことでフェイズを取ることができます。

 ここで感じ取りたいのが攻めと待ちの駆け引きです。ジュカインのジャンプシュートがFPの主導権を持つためこちらが攻めなければいけないように感じやすいのですが、そうして焦った攻撃をジュカインは待っているんですね。一定の距離まで近づけばジャンプシュートを使えないため、無暗に攻撃を撃ちまくる必要はないことに気付きましょう。

 FPでの駆け引きは後出しジャンケンになりやすいのですが、一定の距離まで近づけば比較的弾速の速いルカリオのサイドシュートが主導権を握ります。それを横歩きで警戒させながら共鳴石を回収したり、サイドシュート読みで使った“リーフブレード”をガードし“ボーンラッシュ”で反撃できれば完璧です!

 距離に応じてどちらのどの技が主導権を握るのか。事前にそれを把握し、続くDPに影響が出ないようライン(壁までの距離のこと)を下げないように行動を選択することで対ジュカインのFPを有利に進めていきましょう!

 

ラインの上げ方が攻略の鍵

 デュエルフェイズ(以下DP)では、ラインの管理がとても重要になってきます。何故ならジュカインの強力な攻撃である“タネマシンガン”“ギガドレイン”、そして“やどりぎのタネ”はラインによって攻略難易度が大きく変わってしまうためです。そこで今回は各技の強力である理由と、攻略方法について説明していきます。

タネマシンガンについて

 中距離での牽制や起き攻めに使いやすく、発射と生育を両方ガードしてしまうと38もの削りダメージと、圧倒的な有利フレームを取られてしまう非常に強力な技です。



 ダウン時に重ねられるとガードするよりなく、誤って生育時をブロックしてしまうとつかみ攻撃が確定してしまうので要注意! 後述する“ギガドレイン”と合わせたセットプレーを用いられるとガードでは防げなくなるため、生育はガードせずなるべく避けることを意識していきましょう。

 このように生育する前にバックステップで避けることで、不利な状況から脱しやすくなります。ただしバックステップを使いすぎるとラインを下げてしまう点に注意が必要です。発射に対してはブロックも積極的に狙っていき、その後に前ステップをすることでラインを上げることを意識しましょう。

ギガドレインについて

 この技は遠距離つかみ攻撃というポッ拳の中でも数少ない貴重な性能を持っています。主に設置技を警戒してガードが増えた相手を崩す目的で使われる他、共鳴を吸収する効果を持つことから共鳴防止のために使用されることも。



 ジュカインの設置技はジュカインがつかみ属性の攻撃を使用することで消滅するという性質を持ち、画像のように設置技をガードしている相手に使うことで設置技をキャンセルして攻撃することができます。この性質を活かした行動として“タネマシンガン”の生育直前に“ギガドレイン”を使用することでローリスクな中距離からガードと攻撃の二択を強いる強力なセットプレーがあります。

 ジュカインの設置技は裏択である“ギガドレイン”に支えられている部分も多いため、特に“タネマシンガン”の生育は極力ガードしないことが大切です。この技への対策は単体ではなく、他の設置技を対策することでリスクをつけていきましょう。

やどりぎのタネについて

 ジュカインがラインや体力に余裕がある時に使われやすく、ルカリオ側の攻めをいなすときに非常に有効な技となっています。時間が経過することで生育するのは“タネマシンガン”と同じなのですが、この技は範囲に優れており待ちに特化しているのが特徴です。

 これと合わせて使われやすいのが、ジュカインの伏せ弱攻撃(下Y,2Y)。ガード時のノックバックが大きく、タネを嫌って前に進んだ相手を押し戻すことで有利状況を維持するのが狙っています。そこで使用したいのがルカリオの構え強攻撃(上X,8X)と“ボーンラッシュ”



 ジュカインの伏せ弱攻撃は隙が少ないことから近づくととりあえずの感覚で使われることがままあります。その癖を見つけたら下段無敵で避けつつ攻撃したり、空振りしたところを設置をかき消し反撃していきましょう。これらを見せることでジュカインの伏せ弱攻撃が安定行動にならないため、攻撃読みのブロックを使うなどで読み合いを回してきます。そうしてきたら前ステップつかみを選択に入れるなど、こちらもさらに読み合いを回していきましょう。

 また“やどりぎのタネ”は稀にジュカイン側が接近する時の前準備として使われることもあります。守りでしか使われないと考えると反撃が間に合わなくなるため、攻めの準備として使ってきた甘い攻撃には“はどうだん”で牽制を入れることも覚えておけると対策として完璧と言えるでしょう。

 

総評

 対ジュカインにおいて最も大事なのはライン管理です。壁に追い詰められると設置技の攻略が非常に困難になり、共鳴や一部サポートを使用する以外に安全に抜ける方法がなくなってしまいます。

 しかし、ライン管理さえ出来ていれば設置をいなしやすく、近距離戦においては小技のフレームに優れるルカリオに分があります。メガジュカインこそ強力ですが、メガルカリオもまた強力であり、ゲージの溜まりやすさから共鳴対決もまたルカリオに分があると言えるでしょう。




↑メガルカリオの前入れ強攻撃(前X,6X)ならタネをかき消しながら攻撃できるのも強い

 甘い“タネマシンガン”発射はブロックで共鳴を溜める。甘い“やどりぎのタネ”には“はどうだん”で牽制をする。設置をされていると搔い潜って攻めることばかり考えがちですが、体力有利でラインに余裕があれば焦ることはありません。

 設置をいなされ続けることによる相手の焦りを感じ取り、適切に押し引きすることで相手の土俵で戦わないようにしていきましょう。

対ジュカインのまとめ

・距離ごとに存在する技の主導権を把握する
・FPDPどちらもラインを下げないことを常に意識する

 

おわりに

 いかがだったでしょうか。

 単なる殴り合いならルカリオに分があるため、今回はジュカインの各攻撃に対する守りに焦点を当てお伝えしてきました。

 ルカリオは押し付けができるポケモンではないので、相手への理解を深めることで勝てるようになっていくポケモンです。勝てるまでは少し時間がかかりますが、キャラパワーは上位に位置するポケモンなので根気よく取り組んでいきましょう。

ABOUT ME
クロスいがらし
ポッ拳プロプレイヤーの1人。パートナーはルカリオ。プレイヤーとしてトップを目指し修行する傍ら、ユーザー大会『カントートーナメント』のスタッフも務める。優勝経験は2対2のチーム戦EVO JAPAN2018と、アメリカで行われたSwitchFest。