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キーワードは心で負けないこと!ルカリオのシャンデラ対策!!

 

はじめに

みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。
プレイヤーのみなさんはチームバトルの練習進んでいますか?
今回は所謂弾キャラの中で最も苦戦することが多いであろうシャンデラについて、ルカリオ目線での対策をお伝えしていきます。
どんな距離からでも飛んでくるビーム。遠距離掴み攻撃の“たたりめ”。あらゆる攻撃を防ぎつつ大ダメージを与える“オーバーヒート”
強力無比な技の数々に苦戦している方も多いと思います。ぜひここで学んで、苦手意識を克服していってくださいね。
また今回の内容は観戦、実況をされる方にもオススメです。どういうふうに読み合いが行われているか知ると、より楽しく観る、よりかっこよく伝えることが出来るので参考にしてみてください。

 

オススメの応援とサポート

オススメの応援とサポートは、“特殊型エモンガ”です!

特殊型の強みは、勝った時に共鳴ゲージを40%獲得できる点にあります。これにより共鳴を躊躇なく使用できるので共鳴が強力なルカリオと好相性です。シャンデラに対してもメガルカリオのパワーは非常に有効なので、積極的に使っていきましょう。
一方サポートのエモンガの魅力は、フィールドフェイズ(以下FP)での攻撃や相手に移動デバフ(バッドステータス)を付与することにより、強力な技“オーバーヒート”を無効化できる点にあります。
“オーバーヒート”は掴み攻撃はもちろん、ブロック攻撃を貫通し、打撃に対してもひるまないという超強力技。これを抑制することは、接近戦を優位に進めるうえで非常に大事なので、ぜひとも採用したいサポートです。

 

トッププレイヤーから学ぶルカリオVSシャンデラ

今回は世界一のシャンデラ使い“Mikukey選手”協力のもと、実戦動画を解説付きでお届けします。
文字だけでは説明しづらい間合い管理などを説明していますので、後述のフェイズごとの要点と合わせて観ていってくださいね!

 

出来ることを整理してから臨むこと

ほとんどのポケモンにおいて言えることですが、シャンデラ相手のFPはかなり我慢を強いられます。飛んでくる炎とビームにガードクラッシュさせられ、何も出来ずにFPを獲られてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで大事なのが“出来ることを整理する”ということ。別の言い方をすると“やってはいけないことを覚える”という考え方です。
FPで接近するまでにガード以外でルカリオが出来ることは以下のとおり。

・シュート攻撃(Yボタン)と”おにび”を横歩きで避ける
・中距離でシュート攻撃、およびサイドシュート攻撃を”はどうだん”、またはエモンガでかき消し攻撃
・一点読みでジャンプして相手の飛び道具を避け、ジャンプ格闘(ジャンプ中にXボタン)を当てる

ここに書いていないシュート攻撃やサイドシュート、ジャンプシュートなどは封印でOKです。
この3つの中で絶対覚えてほしいのが、エモンガを活かした相手の飛び道具を消しながら攻撃するという戦法!

エモンガをオススメする最も大きな理由がここにあり、移動デバフ付与だけでなくフロントシュートと合わせることでFPを獲ることができます。おにびは相殺判定がないため注意が必要ですが、弾速の遅いシュート攻撃やサイドシュートは発生を見てからエモンガを呼ぶことでこのセットプレイを当てることが可能です。
どの距離からなら反応が間に合うのか。また、フロントシュートが繋がるのか。距離感を覚えることがとても大切になってくるので、自分の反応速度と相談しながらセットプレイに持ち込みましょう!

 

空中はどうだんと壁際でのプレッシャー

デュエルフェイズ(以下DP)でカギとなるのは、ズバリ空中“はどうだん”(空中でAボタン)と、壁に追い込んでからの構え弱攻撃(上Y,8Y)および伏せ弱攻撃(下Y,2Y)での固めの2点です。

空中“はどうだん”の有用性は、以前こちらの記事でも紹介しました。

DPであろうとも中・遠距離はシャンデラの独壇場です。ルカリオはその攻撃を避けて接近しなければいけないのですが、その過程で多くの攻撃を避けながら接近できるのがジャンプ。

しかし、長いリーチが特徴のシャンデラの構え弱攻撃や伏せ弱攻撃の前では、安直なジャンプは対空または着地狩りで一気に画面端まで吹っ飛ばされてしまいます。
そこで活きるのが空中“はどうだん”! 斜め上という非常に防ぎにくい位置からの攻撃であることに加え、着地のタイミングをずらせるので相殺判定のない”おにび”を避けるのにもピッタリです!
この技を上手く使えるかどうかで接近のしやすさが大幅に変わるので、ぜひ試してみてくださいね!

もう一つ習得したいのが、シャンデラを壁に追い込んだ時の攻め方です。最も大事な要素としてルカリオは“スモッグをガード後確定で反撃ができる”という点があります。またシャンデラにはポッ拳で最速とされる発生11フレームの攻撃技が存在しません。

このことからルカリオの隙の少ない攻撃で固められると非常に反撃しづらいんですね。そこで使いたくなるブロック攻撃“スモッグ”でさえも、密着状態に限り反撃できるという駄目押しぶり!
接近するまでの方法と接近してから有利に展開を進める方法。この要点を押さえて、シャンデラ側にプレッシャーを与えていきましょう。

 

総評

ルカリオにとってシャンデラは有利とは言い難く、対策する側に回っているのはルカリオ側です。しかし、“スモッグ”を楽に使わせないことは他ポケモンにはない強みであり、これによって接近戦が大幅有利にできるため、分かってさえいれば決して不利ではありません。
弾キャラ対策全般に言えることですが、大切なのは“楽には戦わせない”という考え方です。ポッ拳には通常攻撃、ブロック攻撃、掴み攻撃という三すくみがありますが、こちらが弾を捌いている間は相手にとって三すくみで絶対負けない状態なんですね。
そんな相手にとって楽な状態から、打開策を考えなければいけない状態に追い込むこと。弾キャラとの対戦は“心で負けないこと”がとても大事だということを胸に刻んでください。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。
シャンデラは対策が分かっていないと何も出来ない相手の1体なので、偶然やなんとなくではほぼ勝てない厄介なポケモンです。しかし、対策すればルカリオは思ってるより窮屈な状態になりません。
きっと嫌いな人が多いであろうシャンデラ戦を楽しめるようになることはこのゲームの上達において大きな一歩なので、この記事を参考に根気よくチャレンジしてくださいね。

ABOUT ME
クロスいがらし
ポッ拳プロプレイヤーの1人。パートナーはルカリオ。プレイヤーとしてトップを目指し修行する傍ら、ユーザー大会『カントートーナメント』のスタッフも務める。優勝経験は2対2のチーム戦EVO JAPAN2018と、アメリカで行われたSwitchFest。